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24期生 廣上 明子
会社員の傍ら、消費者の立場から浜松の伝統産業(繊維)を「浜松注染(ちゅうせん)ゆかた・遠州木綿の普段着きもの」をキーワードに発信する市民団体「染め紡ぐ浜松」の代表として活動。

職人の手作業で染められる日本独自の伝統の染め「注染(ちゅうせん)そめ」と、「遠州木綿・遠州綿紬(めんつむぎ)」に魅了され、浜松に住んでいても知らない人が多い地元の魅力を伝えながら、和装の敷居を低くすることにより「地元のゆかた・きものを着る人を増やしたい」と考える。





連載 第2回
「浜松の伝統産業 浜松注染そめ」との出会い

突然ですが、みなさん「ゆかたって、着ますか?」

あっ!旅行に行ったときの旅館やホテルの寝間着の浴衣ではなく、夏に着る”ゆかた”のことです。

「もう何年も着てないな」っていう方も多いのではないでしょうか。

なぜ、こんな質問をしたのか?
コラム2回目は、私が行っている「染め紡ぐ浜松」という活動の始まりを書こうと思います。

「染め紡ぐ浜松」の活動は、地元で作られている伝統のゆかたや木綿の着物をたくさんの方に知ってもらって、たくさんの方に着てもらいたい、着る人を増やしたいという思いで始め、「染め工場やゆかたメーカーの見学」「着付け練習会」「イベント」など開催しています。






浜松の染工場見学会。浜松注染そめという日本独特の技法で染められたもの


今では、私のことを「着物の仕事をしている人」「ずっと前から着物を着ている人」と思っている方が少なくないのですが、実は私は2年前までゆかたにも着物にも全然興味がなく、着たこともなかったのです。
特にゆかたは「10代、20代の子が花火デートで着るもの」というイメージを持っていて、もう20年くらい着たいと思ったこともありませんでした。

それが今では、夏だけでなく3月から9月くらいまで着て(イベントなどで宣伝のため)、多いときでは週3回くらい着るようになっているのですから、不思議なものです。

この大きな変化は、2年前に、市内のゆかたメーカーさんで「浜松注染(はままつちゅうせん)ゆかた」を見たのがきっかけです。



昔ながらの柄だけでなく、大人っぽい柄からポップなものまで幅広いのです


みなさんも「そういえば聞いたことがある」というくらいの記憶があると思いますが、浜松の三大産業は「繊維、楽器、オートバイ」。

その中で、繊維産業は、ガチャマン景気(一回織り機がガチャンというと、万のお金が儲かる)といわれた昭和30年代まで、浜松の経済を牽引した産業だったのです。

その後は、海外からの安い輸入品に押され、消費者の嗜好の変化など、浜松だけでなく日本の繊維産業が長い不況に陥っているといわれています。

そんな「浜松の繊維」を意識したのは・・・・
この年代になったからでしょうか。
2年前のお正月明け、「着物を自分で着れるようになりたい」という人たちが周りに増え、「いきなり着物は難しそうだから、まずはゆかたを着れるようになろう。」という話になりました。
大人として、自分で着物が着られたらかっこいいですもんね。

ただ、私も含めみんなが持っている浴衣は、10代20代の時のもの。
「さすがに、これは着れないでしょう」と、たまたま知っていた「浴衣の会社の人」に、『あわよくば安く買えたりするかな?』、『みんなで買いに行けば喜んでもらえるかな?』くらいの軽い気持ちで連絡をとったことがはじまりです。
「浴衣の会社の人」イコール「浴衣を売っている人」だと思うじゃないですか。

でも、違ったのです。

そこは「ゆかたを販売しているお店」ではなく『浴衣のメーカー』。
企画・デザイン・製造・卸までされている白井商事さんという会社でした。
そこで、浜松はゆかたを作っている産地だということを知りました。
しかも、東京・大阪に並ぶ三大注染の一つ。しかも「ゆかたの取扱量は全国で1位」というではありませんか。
みなさんは、知っていましたか?

白井商事さんは、小売りをされていない会社なので、通常私たちのような一般の人の出入りはないのですが、この時特別に会社に伺うことが出来、見た衝撃の光景!
部屋が、ゆかたの反物(たんもの)でいっぱいで、ゆかたの海のようだったのです。



実際はこの写真に写っているものの数倍の数

どのように作られているかも説明していただいて、実際の生地を触り、間近で見たゆかたは、見たことがないような色や柄ばかり。
「このゆかたなら、着てみたい!」
私が今まで持っていたゆかたの概念覆った瞬間でした。



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